9月定例会 質疑

議案第101号 「平成21年度今治市一般会計補正予算」
1.社会教育施設費について
・伊東豊雄ミュージアム整備費の内訳について ・どのように利用されるのか

<答弁>
まず、伊東豊雄ミュージアム整備費の財源内訳についてのご質問ですが、当ミュージアムは、横浜市在住の元実業家所敦夫氏より平成16年にオープンしました現代彫刻美術館「ところミュージアム大三島」をさらに充実させ、魅力あるものにするために、分館の建設資金として1億円の寄付を頂いたことから計画されたものでございます。
この寄付金を「ところミュージアム大三島分館建設基金」として造成いたしましたが、今回の補正予算におきまして、伊東豊雄ミュージアム整備費 2億3千3百万円に対しまして、この基金より8千3百万円を繰入れさせて頂くことといたしております。
残りの1億5千万円につきましては、国の経済対策によります地域活性化・経済危機対策臨時交付金を充当させて頂く予定としております。
2つ目のご質問でございますが、このミュージアムは、世界的な建築家 伊東豊雄氏の建築家としての歩みと業績を紹介し、現代建築についての理解を深めていただくと共に若い建築家の育成を行い、地域との交流を通じて、本市の活性化を図ることを目的としております。
伊東氏の設計された代表的な建築や最新プロジェクトなどを模型や図面、スケッチなどの展示や映像で紹介し、さらには新しく建設する「スチールハット」と名付けられた建物と、伊東氏ご自身によって再生される「シルバーハット」と名付けられた建物、この新旧2つの建物自体が展示作品にもなりますが、これらの展示によりまして建築家伊東豊雄氏と現代建築を紹介する計画となっています。
このミュージアムの大きな特徴として、単に建物や展示を見て頂くだけではなく、このミュージアムにおいて、若い建築家を育成する取組みや市民等を対象にしたソフト事業を実施していく計画となっています。
建築が専門ではない一般の市民の方々、特に子ども達を対象としたワークショップを実施することで、現代建築についてわかりやすく理解していただくための取り組みを実施していく予定としております。
少子化・高齢化がすすむ本市に全国から将来の我が国の建築界を担うこととなる若い方々が来られ、真摯に学ばれる姿は、地域の方々、特に子どもたちに元気や刺激を与え、有形・無形のさまざまな効果が出てくるものと思われます。
伊東氏の世界的な知名度や日本初の建築ミュージアムとなりますことから、本市の存在を全国のみならず世界に向けて情報発信ができるものと考えておりますし、観光面でも大きな効果があると考えております。
また、このミュージアム単独で考えるのではなく、今治市内には特徴的な美術館や博物館が沢山ございますし、名誉市民であり世界的な建築家 丹下健三先生の出身地として本市はもともと建築を志す方々にはその存在が知られたまちとして、丹下先生が設計された建物や記念碑も多くございます。そういった美術館や丹下作品とのネットワークや活用も図ることで相乗効果や広がりが生まれてくると思います。
さらには、瀬戸内海周辺での建築やアートをテーマとした取組みとの連携によりまして、本四架橋を生かした周遊ルートの形成を図ることも可能ではないかと考えております。
全国でも例のないソフト面に重点・特徴を置いた施設となりますので、どういった管理運営の方法が適当か、また、ソフト事業を具体的にどのように展開していくかにつきまして、伊東豊雄さんサイドと今後、十分に協議を行いまして、全国に誇れる施設としてオープンし運営ができますよう検討していきたいと存じます。

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